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多古町T様邸 自然石手水鉢に落ちる水音に癒される、茶室前の庭

多古町T様邸の造園リフォームをご紹介します。

以前からお茶を嗜まれていた奥様から、HPを通してお問合せをいただきました。

新たに作る茶室にふさわしい、蹲(つくばい)を配した本格的な和の庭を縁先に作りました。

Before|After


ご希望は、
・ご自宅をリフォームして茶会が開けるお茶室を作る予定なので、そこに合うお庭を造ってほしい。
・人がスムーズに入れる庭にして、蹲を設けたい。
とのことでした。

ご依頼当初は蹲に水を流さなくてよいというお話でしたが、プラン検討の過程でご主人の強いご要望があり、水を流せるようにしました。

Before|After


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施工前の庭は土留めがなく、生垣で仕切られていました。
境界部分に石とブロックで土留めを設けて土を盛り、奥を高くすることで、部屋から立体的に眺められる庭を作りました。

延べ段の伝いは鉄平石と白御影の板石を合わせ、モダンで格調高いデザインに。
園路は延段を中心に自然な形の飛び石で畳み、方形の沓脱石と自然形の沓脱石を二石据えて座敷へつないでいます。
正面の苔庭の背景は、さらし竹を用いた建仁寺垣を背景に、自然石の蹲と織部灯篭、シダレウメやツバキなどの花木を主体に構成しました。
本来であれば新しい茶室には青竹を使いたいところですが、時期的に寒竹(青竹)が手に入りにくかったため、今回はさらし竹を使っています。

庭門を座敷前から見たところです。
簡素な四ツ目垣から木曽石の飛び石を踏み、歩きやすい延段を伝って石臼を経て蹲で手をすすぎます。

園路周りは防草シートと錆砂利を使って、日常の管理手間を軽減しました。

8尺の寺院型灯籠が庭門横で来客を出迎えます。錆が乗った古灯篭は、庭の格式と拡張を高めてくれます。
蹲には織部灯籠と景石を配して苔を貼り、山野の趣に。苔は杉苔・ハイ苔・砂苔の3種を混合し、より自然な景観を演出しました。 
植栽はメインのシダレウメと台湾椿のほか、アジサイ、ギボウシ、ロウバイなど山の木々を使用しました。
既存の仕立てもののマキや低木、また下草などを移植し、新たな庭に活かしています。

手水鉢に筧から落ちる水音が森閑とした空間に清らかに響き、心を落ち着かせます。

近々お座敷でお茶会を開き、多くのお客様を招く予定と伺ったため、その日に間に合うよう施工を完了しました。
園路にはプライベートエリアを区切る関守石も作り、T様にお贈りしました。


奥様にお茶も振る舞っていただきました。ご馳走様でした。
完成したお庭の出来栄えにもご満足いただき、ご夫婦ともに大変喜んでくださいました。

施工の様子
施工風景施工風景施工風景玄関先でお客様を出迎える睡蓮鉢
施工風景


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