整形式花壇の整備工事と松の剪定管理
こちらは、以前私たちが手がけた庭です。
当時のオーナーが引っ越された後、ドッグランや別荘事業を営まれている方へとオーナーが変わり、私たちにご相談をいただきました。
庭はしばらく管理されていなかったため、全体的に改修し、整備することとなりました。
今回の工事では、雑草に覆われた花壇とその周辺を丁寧に除草し、土壌改良を行い、花壇として再生していきます。
奥の花壇には、宿根草や低木をメインに左右対称に植栽し、美しくシンメトリカルな幾何学庭園を蘇らせました。
手前はオーナー様が自由に使えるスペースとして、土づくりまでを行いました。
・・・工事の様子・・・
花壇内は丁寧に除草し、耕運機を使って固く締まった土を耕し、植栽に適した用土を作りました。
中央から周囲へ向かって植物の高さを下げて行き、美しくこんもりとした花と緑の花壇を作っています。
宿根草がメインの花壇は、一年草花壇と比較して管理も比較的楽です。また、雑草も入りにくく、四季によって入れ替わるように咲く花も楽しむことができます。
〜松の剪定〜
混み合った葉は蒸れて病害虫の発生要因にもなるため、適切な剪定をして全体の形を整え、内部への風通しを良くしました。
枝をそのまま下げてしまうと折れてしまうので、縄を使って補強し、枝の下がった美しい形に整えます。
松は適切な時期にきちんと手を入れることで、その美しさを最大限に引き出すことができます。
松のある家は少なくなってきていますが、枝を張った松は、和の庭に風格を与えてくれます。
年間を通した松の剪定管理や枝づくりは、私たち庭師が大切にしていきたい伝統の一つです。
香取市A様邸 サボテンがメインのアプローチ花壇と風通しの良い明るい庭があるエクステリア